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バランスを崩した転倒後の後屈時と回旋時の腰痛

症状

10代の高校生が、部屋の片付け中にバランスを崩して転倒した翌日から両側性の腰痛を訴えて来院した。痛みの部位は左右の腸骨稜上方で、腰を後ろに反らすと両側の上後腸骨棘付近に痛みが出現し、左に回旋すると左の腰椎付近に痛みが生じる状態であった。運動部に所属しているが、この腰痛のため部活動への参加ができなくなっていた。医療機関での診察は受けておらず、腰痛以外の体調不良は認められなかった。立位での動作確認では、後屈時と左回旋時に明確な疼痛の再現が確認された。

  • 来院者

    男性

    10 代

  • 期間

    2026年1月 ~ 2026年1月
  • 頻度

    1回通院
  • 通院回数

    1回

施術と経過

初診時の動作確認で後屈時痛と左回旋時痛を確認した後、施術を開始した。後屈時の痛みに対しては肩甲棘内端付近のツボに鍼をし、左回旋時の痛みに対しては下腿と背中のツボに鍼をした。鍼施術後、活法整体の胸椎の牽引を行った。施術後に再度後屈と回旋の動作を確認したところ、両方の動作時の痛みが完全に消失した。初回の施術で症状が改善したため、その後の通院は不要となった。症状の再発についての報告はなかった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

転倒を契機に発症した両側性の腰痛に対し、肩甲部、下腿、背部への鍼施術と活法整体の胸椎牽引を組み合わせることで、初回施術で痛みの完全消失が得られた。後屈時痛と回旋時痛という異なる動作時痛に対して、それぞれに対応したツボを選択したことが奏功したと考えられる。また、腰痛発生から速やかに施術を受けたことが早期寛解につながったと思われる。運動部に所属する高校生という年齢層では、早期の症状改善が部活動への復帰を可能にし、学校生活の質の維持に寄与できた。転倒による急性腰痛であっても、適切なツボ選択と手技療法の併用により、速やかな改善が期待できることが示された症例である。

担当スタッフ

院長 丹羽裕樹

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