寒くなると(または冬になると)体が「かゆい」のは・・・?①
身体が痒い(かゆい)原因は様々です。
虫に刺されてかゆくなったり、蕁麻疹でかゆくなったり、「あせも」でかゆくなったり・・・とても原因は多いのですが
今回は寒くなると痒くなる皮膚の原因と対策方法についてです。
(原因)
寒くなると皮膚が痒くなる症状を訴える人は高齢者が多いのですが早い人は30代でもいます。
ましてや50代、60代、70代では言わずもがな・・・・といったところです。
では寒くなるとなぜ?皮膚が痒くなるの?
それは・・・寒くなると皮膚が乾燥するからです。
ここで疑問?
疑問①なぜ寒くなると皮膚が乾燥するか?
疑問②なぜ皮膚が乾燥すると痒くなるか?
疑問①の なぜ寒くなると皮膚が乾燥するか?・・・・これは単純に汗をあまりかかなくなるためです。
(この場合の汗とは流れるような汗のことではなくてじんわりと染み出ている自分自身も汗をかいている自覚症状のないような汗のことです。)
じっとしていても汗をかいてしまう夏場と違って体温の放出をなるべく避けようと汗腺も締まり身体は汗をかきにくくなります。 新陳代謝の盛んな乳幼児~20代前半の若者は乾燥とは無縁で乾燥による皮膚のかゆみはあまり見られません。(アトピー性皮膚炎などの特定の疾患は除く)
汗は体温調節や老廃物の排出以外にも皮膚を乾燥から守る働きもあるのです。
汗をかいて放置しておくと雑菌が繁殖して痒くなりますが、汗をかかないのも乾燥による痒みが出てきます。
疑問②の なぜ皮膚が乾燥すると痒くなるのか?・・・・わかりやすく言うと「バリア」が少なくなるからです。
専門的なことは長くなるので割愛しますが、乾燥した皮膚はポロポロと崩れ落ち普段空気に触れない表皮や真皮部分が表面近くに出てきてしまいます。
「バリア」が少なくなることでちょっとした刺激にも皮膚が反応してしまい痒みを感じてしまうのです。
したがって皮膚の新陳代謝の鈍くなる30代以降は寒くなると皮膚が乾燥しやすく痒くなりやすいです。
次回は対策方法です。・・・・つづく