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NEW食事が楽しめない吐き気と便秘・不眠

症状

70代女性が数か月前から続く毎日の吐き気を主訴として来院した。吐き気は常に感じており、食事がおいしくなく楽しめない状態であった。病院では自律神経失調症の疑いと診断されていた。症状に関連して便秘と不眠も訴えていた。初診時の触診では、腹部の胃のあたりが硬く、背部の胃の後ろ付近に張りが認められた。症例者は初めての鍼治療であり、鍼に対する恐怖感と症状に対する強い不安感を抱いていた。

  • 来院者

    女性

    70 代

  • 期間

    2025年11月
  • 頻度

    週2~3回
  • 通院回数

    11回~15回

施術と経過

初診時は、症例者の鍼に対する恐怖感と症状への不安感を取り除くことを心がけながら施術を行った。自律神経からくる消化器の不調を整える目的で肩甲骨内縁のツボに鍼をし、胃の動きを活発にする目的で腕や下肢のツボに施術した。初回施術後、全身のだるさを感じたが、便秘は改善した。2回目以降も同様の方針で、自律神経を整える施術と消化器系の活動を活発にする施術を継続した。2回目終了時には食欲が出てきて、3回目には吐き気を感じる時間が少なくなったが、代わりにムカムカする感覚が現れた。施術期間中、吐き気やムカムカ感の再燃はあったものの、同じ施術を続けることで徐々に症状は軽減し、5回目の施術でムカムカ感もほぼ消失した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

自律神経失調症の疑いによる吐き気、便秘、不眠を訴える症例に対し、自律神経を整える施術と消化器系の機能を活発にする施術を行った。初めての鍼治療で恐怖感と不安感が強かった症例者に対し、心理的なケアを重視しながら施術を進めた結果、5回の施術で吐き気やムカムカ感がほぼ消失し、食欲も回復した。便秘も初回から改善が見られた。症状の再燃はあったものの、一貫した施術方針を継続することで安定した改善が得られた。自律神経の調整と消化器系へのアプローチが有効であった症例である。

担当スタッフ

院長 丹羽裕樹

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